骨折の事例です。
骨折というと、
トランジットとネイタルの火星天王星コンビという刷り込みが
今までのリーディング経験からあったのですが、
2017年も押し迫った11月の後半と12月のクリスマス過ぎ、
2度同じ場所でほぼ同じ箇所を、ほぼ同じ状況で骨折した女性がいます。
80代の方なのですが。この方は天王星回帰を2017年4月と11月にむかえており、
4月と11月はn海王星とt海王星の180°もありましたし、冥王星の180°もそろそろかな…という時期。
この天王星回帰時前後のトランジットチャートのどちらにも
火星とドラゴンヘッドのアスペクトが見られます。
12月の現在も火星とドラゴンヘッドは90°で、火星木星合のため派手に出た感じもあり。
火星木星もドラゴンヘッドも、
この方の出生チャートに目立つアスペクトはとっていませんが、
この方はみずがめ座にドラゴンヘッドがある。
(出生時間がわからないために、生まれ時間によっては
事故のときの火星ドラゴンヘッドがASCなどのアングルにかかっていることがあったり、
ということもあるかもしれないなと思ったりはしますが、ないかもしれません。)
出生図を見るとてんびん座に太陽・木星、
冥王星はかに座ですので今回帰しているおひつじ座の天王星と、
活動のT字スクエアになります。
月水星はそり座に合って合になっている。
礼儀正しく知的で可愛らしく、
センスもよくおしゃれな方ですが、
軽度の認知症で徘徊が出てきている。
そのほかには、
軽い腰痛くらいで身体的な病気はありません。
ただ、この方は細かい訴えが多く、
自分の欲求が満たされないとよく嘘をつくということがある。
嘘というのは正確ではないかもしれません、
自分の都合の良い用に思い込む、というのが近いのかも。
自分のものを自分のものではないと言ったり、
人のものを自分のものと言ったりということもよくある。
見た目が新しくきれいなものを自分のものと思いがちで、
色あせて毛玉がついてきた衣類などを、
こんなのは私のものじゃないと言ったりがよくある。
自己正当化のためのうそ、という見方もできなくはなく、
「娘と夫が仲がよくて自分を邪魔にして、
私を病院や施設に追いやろうとする」
というような被害妄想的なドラマをつくってひとに語ります。
また、
怪我や病気で介護サービスを利用して病院に行ったあと
半日くらいたってから苦情を言って来られる。
「どこも悪くないのに無理やり病院につれて行かれた!」
自分から「痛いので病院に行きたい」と言ったことはすっかり忘れて..
そういうことが結構あるため、
家族による在宅介護が困難になってきている。
そんなケースにあてはまるかたなのですが。
いわゆる徘徊については、
おひつじ座の天王星がおうし座に移行するあたりで、
今現在よく歩き回るくせのある方は落ち着いてくると思いますが、
どのようにおちつくのかが気になるところではあります。
出方が気になるのは個々のチャートによるもので、
てんびん木星からさそり木星への変化もそうで、
依存的な自分自身の傾向に無自覚なひと、
依存先が少なく愛着の対象となるものが身近な他者のみ、
仕事のみという狭い範囲に限られているひとは、
より被害妄想的な思考パターンに陥っていくことも考えられます。
反対に、これまで探求してきたテーマを持つ人、
研究してきたことなどは成果をあげ手応えを感じる時期になっていくでしょう。
で、話を戻すとこの方はは二度目がけっこう派手な折れ方で、
最初の時に入れた金属部分がずれて飛び出していて、
ありえない形に曲がっていたといいます。
しかしまだ足ではなく手だったのが幸いでした。
足の骨折から寝たきりになるのと、
いまの時期は風邪やインフルエンザなどの熱がちょっとまずいです。
軽度の認知症のかたが風邪を引いて
38°前後の熱がさがったあとに認知症がすすんでいて驚いたことが何度もあります。
面白いことがあります。
似たような段階の認知症の方が集団の中であつまると、
噛み合わない会話が延々とループしたりとい現象が起きて和やかな雰囲気を醸したりと、
それほどおおきな変化は見られずケアする側としては楽というか、
疲れが癒される瞬間だったりもするのですが、
時折ストレス発散が必要になるのか?キレて怒り出すひと
(とくに男性に多い)が出てきたりはありますが、全体に症状も緩やかに進行していく印象があります。
しかしその集団に、すごい派手な症状のひとが一人入ると、
それまで時々キレていた人が我に返りしっかりしてくるということがある。
とくに、攻撃性のある感情の起伏の激しいひとが反面教師(?)として優秀なようです。
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