かに座28度
「現代の少女ポカホンタス」A modern Pocahontas.
蟹座的ファミリーの中に属しながら、しし座の自由と冒険の地平を目の端にとらえ、行動に出ます。今ある大切なものを失っても、目の前に見えてきた新しい世界への扉を開ずにはいられない。
現在の安定の中に変化を持ち込み内部に波風をたてるため、無意識に変化を避けて現状に安住する人にとっては、望まない変化を持ち込むトラブルメイカーにな ります。しかし、そこに見えたあたらしい扉を開くことは、閉塞した集団のなかにあたらしい種を芽吹かせる勇気ある選択でもあります。
ポカホンタスは好奇心と冒険心に富んだインディアンの少女で、侵入者≒開拓者であるイギリス人の青年と恋に落ちるという設定。年頃の娘であるポカホンタス の純粋で無防備な行動は、部族とイギリス人たちの敵対を激化させる自体を招く。しかしまた、それによりふたりは自分たちの愛を強く結び、最後には認められ る。結末としては、ポカホンタスは愛と冒険の旅よりもファミリーにとどまり安心を選ぶのですが。ですが、恋をしてイギリス人を救った時点でポカホンタスは 部族を捨てているのですよ。ポカホンタスに捨てられたファミリーはプライドを大きく傷つけられたわけです。ポカホンタスの恋は、部族に嵐を呼び、大人たち の信念体系を大きき揺るがせ、強く変容を迫った。嵐が去って、成長したポカホンタス。しかし変化し成長したのはポカホンタス本人より、部族全体だったかも しれないですし、白人至上主義があたりまえの世界にいたイギリス人たちへの影響も大きかったでしょう。
ポカホンタスの物語り自体は、西欧目線で書かれているので、その点は頭のスミにおいておくということで。
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