うお座7度
「岩の上に横たわっている十字架」A cross lying on rocks.
信念に従い自己を犠牲にして目的に突き進むことで、
自分自身の限界を突破して神秘的な体験をします。
戦いに敗れた兵士は自分達が頭上に頂いていた十字架が、
地に横たわるのを見た時、はじめて神の啓示を得ます。
このとき自分たちの依って立つ国の「大義」が絶対ではないことを知ります。
この世のものは何一つあてにならない確実なものなど何もないと。
そしてあらたにもっと大きな使命、本来の使命に従って生き始めるのです。
十字架はキリスト教のシンボルであり、
神聖なるものの記号として世界中で認知されています。
信仰のロザリオから身近なアクセサリーとしても広く親しまれています。
しかし、十字架は歴史を遡れば反逆者に用いられた処刑道具として、
元々はひどく恐れられていたものでもあったのです。
人間の意識というのはおもしろいものです。
イエス・キリスト以前と以後で大きく価値が転換し
今現在、十字架を見てまず最初におそろしい処刑をイメージする人は、
世界中でも少ないのではないでしょうか。
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